告別式の挨拶など長男や喪主の例文や忌み言葉を解説

告別式の挨拶について

使用する言葉のマナーについて

重なる、重ね重ね、再三、くり返す、くれぐれも、たびたび、しばしば、ときどき、返す返すも、さらに、続く、皆々様、死、死亡、苦、四、九・・・など、忌み言葉は使わないこと。

宗教別「死」を置き換えて表す言葉について

仏教・・・往生、成仏、他界

神道・・・帰幽(きゆう)

キリスト教・・・帰天、昇天、召天(しょうてん)

喪主である長男からの例文について

ポイント:「故人も喜んでいる」は会葬者への感謝の表現。遺族への「変わらぬご厚誼」をお願いして結ぶ。

本日は、母大原倫子の告別式に際し、お忙しいなかを、このように大勢の方々にご会葬いただき、心からお礼を申しあげます。故人もさぞかし喜んでいることと思います。

母は、八年前に父に先立たれてからは、私たち兄弟を育てるため、働き詰めの毎日でした。そんな生活であっても、いつも明るく、笑顔で私たちに接してくれました。その母が一昨晩突然倒れ、意識を取り戻すことなく、一時間後、虚血性心不全で不帰の客となってしまいました。本人もさぞ心残りであったろうと思います。

享年四十九歳。母に、何ひとつ親孝行らしいことをしてやれなかったことを思うと、悔やまれてなりませんが、これからは兄弟力を合わせ、頑張っていきます。今後ともご支援をお願い申しあげます。本日はありがとうございました。

喪主である家族からの例文について

ポイント:病気療養後の死亡の場合は、入院中のお見舞いについても改めてお礼の言葉を述べる。

皆様、本日はお忙しいなかをご会葬くださいまして、まことにありがとうございます。私は故人の夫の吉永順一郎でございます。

妻美雪は、一年に及ぶ闘病生活の末、一昨日、私たちの願いも空しく息を引き取りました。享年三十五歳でした。入院中は、多くの方々にお見舞いをいただき、まことにありがとうございました。結婚して十二年、二人の子どもに恵まれ、平凡ながら穏やかな生活を送っていた私たちの生活は、妻が肺がんとわかって以来一変いたしました。とくに、最後の数ヶ月の妻の苦しみを見ていた私には、幼い子どもたちに心を残しながらも、妻は、やっと平安を得たと思えてなりません。

これからは妻の分もがんばって、子どもたちを育ててまいります。今後ともご指導をお願い申しあげます。本日はありがとうございました。

親族である喪主代行からの例文について

ポイント:喪主に代わってのあいさつでは「喪主が年少のため」「体調がすぐれないため」などと断る

遺族を代表して、ひと言ごあいさつ申しあげます。私は故宮田達彦の弟でございます。喪主が年少のため、代わりまして、皆様にお礼を申しあげます。

本日は、お暑いなかを多数ご会葬くださいまして、まことにありがとうございました。お陰さまで、つつがなく終了することができました。故人は仕事熱心な人間でしたが、よき家庭人でもあり、親子で過ごす時間を大切にしておりました。それだけに、義姉やまだ小学生の息子を残して逝くことは、さだめし心残りであったと思います。

健康がとりえのような兄でしたので、遺族はいまだ茫然自失の状態ですが、皆様には、今後とも残された者たちに変わらぬご交誼をいただきますよう、心からお願い申しあげます。本日はまことにありがとうございました。

「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より

「短いスピーチあいさつ実例大事典」より

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